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2013年10月28日

アビンジョー

革命戦線において米軍の記事を書く。普通に考えればただの造反ですが「世界は大英帝国の庭」という考え方からすれば、米国は立派な委任統治領です。

そんなことよりTBF アベンジャーの記事です。
アベンジャーときいてA10だとか戦車耕し機とか抜かすノンケは窓際いって…おちろ(無慈悲)

突然ですがTBF/TBM アベンジャー艦上雷撃機は第二次世界大戦期の米軍の代表的艦上機の一つといえるでしょう。
しかしながら多分日本ではB-29ほど一般人にまで名前を知られている米軍機ではないと思います。

多分「グラマン」でなんもかもいっしょくたにされてると思うんですけど(迷推理)
クソデブシルエットがセクシー…エロい!

そんなわけで今回はこの名艦上機を取り上げたいと思います。来いよべネット。禍根を捨ててかかってこい。

アベンジャー雷撃機は1939年、当時の主力雷撃機ダグラスTBDデバステーターの後継機種として開発されました。


ダグラスTBDデバステーター艦上雷撃機
航続距離670キロ、900馬力のエンジンを持っていました。
登場当初は世界水準の雷撃機でしたが、航続距離の短さに起因する僚機との連携のとれなさなどが徐々に問題となっていきました。
なおこの機体はミッドウェー海戦以後第一線を引いていきましたが、艦隊航空戦が盛んな太平洋戦争ではなく大西洋戦線ならばもっと活躍できたと思う(粉ミカン)

提出された海軍の仕様要求は

最高速度時速300マイル(482キロ?)
航続距離1000マイル(1609キロ?)
搭載重量2000ポンド
高度30000フィート(9144メートル?)でも飛行可能

というものでした。()内のハテナは気にしてはいけない(戒め
数社が競作した結果、グラマン社の提出したXTBF-1が採用される運びとなりました。
これが後のアベンジャーです。
XTBF-1の性能は(TBF-1のデータだけど)

最高時速436キロ
航続距離1788キロ

搭載重量2000ポンド
高度7100メートルを飛行可能

という、要求仕様に対し完璧には添えない部分があるものの、デバステーターを上回る性能を持っていました。
因みにXTBFと同時に、ヴォート社(後に傑作機F4Uコルセアをつくる)はXTBUシーウルフという、アベンジャーを上回る性能をもつ雷撃機を提出し採用されました。

TBFは1941年8月7日に初飛行を終え、同年12月7日にニューヨークのベスペイジにて生産ラインの除幕式が執り行われました。
奇しくも同日、時の大日本帝国軍が真珠湾を攻撃し太平洋戦争が勃発しました。
これにより「開発中の」シーウルフよりも「生産できる状態の」アベンジャーに白羽の矢がたちました。

ある意味この時こそTBFアベンジャーが生まれた瞬間ともいえるでしょう。


アベンジャーの武装はタイプにもよりますが、恐らく一般的なものはTBF-1Cの翼、及び後部電動動力銃座の12.7ミリ機関銃計3挺、下部引き込み式銃座の7.7ミリ機関銃だと思います。

後部電動動力銃座は従来の単発飛行機にはないもので、アベンジャーが初です。
乗組員はパイロット、無線手兼爆撃手兼下部銃座射手(忙しすぎ)、後部銃座射手の三人です。


エンジンはライトR-2600-8サイクロン空冷星型複列14気筒、1700馬力を誇りました。
デバステーターの馬力は900馬力だったので、倍近い出力を発揮できました。
なおアベンジャーは艦上機としては破格の大型機だったため、空母から発進する場合はカタパルトで射出する必要がありました。
下の画像はカタパルト位置についたアベンジャーです。
引き込み脚の付け根辺りにカタパルトのワイヤーを取り付けています。


艦上機に必要な、墜落した際の脱出までの浮力もちゃんとあったみたいです。

爆弾や魚雷は、機体内部の2000ポンドまで搭載可能な爆弾槽に搭載可能でした。爆弾槽開閉機構は油圧式です。

この巨大なペイロードは様々な兵器を格納できました。
下記は代表的なものです。

・500ポンド爆弾
米軍機の標準的な爆弾。4発まで搭載可能。

・ブリス=レーヴィットMark.13航空魚雷

米軍の代表的航空魚雷です。
ロードアイランド州ニューポート海軍兵器厰にて開発されました。
長さ13フィート、幅22.4インチの巨体で時速32.5ノット、射程6300ヤードを誇りました。
重量は2200ポンド、弾頭重量はトーペックス爆薬600ポンドです。
因みに初期型は50フィートの高さから時速126マイルで飛行中に投下すると壊れちゃ~う(課長)


米軍魚雷の殆どは太平洋戦争初期は磁器信管がポンコツで使いものにならなかったのは有名な話。
本来磁器信管は目標に対する魚雷の進入角度を気にせず(接触信管は目標の舷側に対し垂直に当てないと起爆しないときがあった)起爆する優れものなんですけどダメみたいですね…

・Mark.24機雷

機雷とありますがこれは魚雷です。情報秘匿のために英語でもtorpedoではなくmineと書いてあります。
何故そんなことをしたかといえば、この魚雷が当時最新鋭の「音響探知魚雷」だからです。
敵潜水艦のスクリュー音を探知し、自動追尾して撃沈するというハイテク魚雷であるMark.24は、速力12ノット、射程4000ヤードを誇りました。12ノットという低速は、音響探知を自身のスクリュー音で邪魔されないため(高速にするとスクリュー音が増大する)だといわれます。限界深度は知りません(棒読み)
重量680ポンド中、弾頭重量は92ポンド、HBX高性能爆薬を使用していました。
この魚雷の主な戦果としては、1944年6月24日、大西洋ビスケー湾において独Uボートとの接触を終えて帰投する最中の伊号第52潜水艦を撃沈しました。

アベンジャーはその搭載量を活かしてこれらの兵器や各種レーダーのプラットフォームとして活躍しました。
特に二機一組になり、片方が対潜水艦レーダーで索敵し(ハンター)、もう片方が魚雷や機雷、ロケット弾斉射で仕留める(キラー)というハンター・キラーグループは、護衛空母と連携して、特に独Uボートに対して猛威を振るいました。

さてアベンジャーは上記のように真珠湾攻撃時に丁度除幕式が行われ、その後1942年6月までにはグラマン社にて100機以上が完成し、海軍に納入されました。
そして同年6月3日、アベンジャーの初陣にして太平洋戦争の転換点といわれるミッドウェー海戦が始まりました。
アベンジャー6機はミッドウェー諸島の飛行場から発進し、日本軍空母へ向かいましたが、乗務員の練度不足や日本軍空母直衛機、対空砲火により一機を残して撃墜されてしまい、尚且つ雷撃も悉く失敗しました。
この時はまだ主力であったデバステーター艦上雷撃機も全滅に近い損害をうけていました。

ミッドウェー海戦では振るわなかったアベンジャーですが、その後はこれといった失態もなく着々と攻撃を成功させました。
ガダルカナルでの戦艦比叡への攻撃や、戦艦武蔵、大和撃沈、呉軍港空襲などの戦果をあげ、数々の戦いを米軍の勝利に導きました。

なお米軍艦載機は様々なカラーをしていますが、御多分漏れずアベンジャーも様々なカラーを施されていました。


画像は空母ヨークタウン艦載機
米軍艦載機は塗装を幾度か変更されており、これは多分ノンスペキュラーブルーとノンスペキュラーライトグレーの塗装パターンだと思います多分。


画像は空母バンカーヒル艦載機
翼に矢印模様があり、エンジンのカウリング部分が黄色く塗装されています。
これすき(こなみ)


因みに(n回目)同じくカウリングが黄色く塗装された機体。
いかにアベンジャーが巨大かがわかります。


戦艦大和を撃沈した際のアベンジャー
おそらく1944年の塗装変更によるものか、全体がグロスシーブルーに塗装されています。


戦後航空自衛隊に付与されたアベンジャー。
後部電動動力銃座を撤去してありました。
航空自衛隊は専ら対潜水艦哨戒に用いたとか。

またアベンジャーはグラマン社の元で生まれましたが、その生産数の大半はGMゼネラルモータースによるものです。
これはグラマン社が主力艦戦F6Fヘルキャット生産に集中するために、アベンジャー生産をGMに任せたことによるものです。
GM製アベンジャーの形式番号はTBFではなくTBMと呼ばれます。
1942年6月まではグラマン社単独で生産していましたが、同年11月からGMが参入、44年には完全にGM単独生産となりました。
結果、グラマン社製TBFは2291機、GM製TBMは7546機生産されたといいます。

アベンジャーは1960年頃に全機退役しましたが、稼働機体は多々残っており、モーターショー等で目にすることができます。
なのにプラモは軒並み絶版で半ぎれ状態でしたか先日ようやく協力者のお陰でプラモ見つけて御満悦大先輩です。


長々と書きましたがそれでも大好きなアベンジャーの魅力は出しきれていないのでみなさんも何か機会があったらアベンジャーといわず好きな何かを調べてみるとイイゾ~これ(再確認)
あと英語資料ばっかみてたらちょっとだけ読めるようになって完全勝利。
あと必死こいて訳した内容が日本語wikiにあるとしにたくなる。

じゃ俺、アベンジャーで空母帰るから(棒読み)







ち~ん(笑)

着艦失敗です…




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この記事へのコメント
機関砲かな?
Posted by ノンケガキ at 2013年10月28日 20:11
デカすぎぃぃぃ!!
着艦時の前方視界とか大丈夫なんですかね(困惑)
Posted by 神無月 at 2013年10月28日 21:17
アベンジャープラモ製作はやくしろよ
Posted by モブモルガン at 2013年10月28日 23:51
プラモが出ないなら、フルスクラッチ(ガンギマリ)
Posted by ひずみ at 2013年10月29日 01:04
エンジンの画像がF4Fのダブルワスプのものっぽかったので修正しました。
Posted by general-teageneral-tea at 2013年10月30日 01:17
旋回機銃・・・イギリス・・・単発機・・・あっ(察し)
Posted by dodo at 2013年10月30日 23:14
>dodo兄貴

ブラックバーンロック?デファイアント?あっ…(失態)

あの二機の銃座って電動でしたっけ(池沼
Posted by general-teageneral-tea at 2013年10月31日 12:25
 
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